研究助成?研究員制度_2021年度
2021年度 研究助成決定者(個別研究?共同研究)
所属 | 職名 | 氏名 | 研究課題 |
経済学部 | 教授 | 飯田 義明 | プロサッカー選手を目指す中学生の進路決定プロセスに関する研究:親と子の相互作用論からの検討 |
経済学部 | 教授 | 飯沼 健子 | 地域統合と周辺地域の市民社会 |
【概要】 1990年代、東南アジア諸国連合(ASEAN)への加盟によりカンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナム(いわゆる、CLMV)は地域統合に組み込まれることになった。それから20年余りが経ち、CLMVの中でも最も発展が遅れているとされるラオスとミャンマー2カ国の農村部に目を向け聞き取り調査を行うことで、周辺地域にとっての地域統合とは何かを検証する。 | |||
経済学部 | 教授 | 稲田 十一 | 中国の対外援助と開発途上国の政治変化?ガバナンスとの連関に関する研究 |
経済学部 | 教授 | 鈴木 奈穂美 | 「介護予防?日常生活支援総合事業及び生活支援体制整備事業」の現状と課題 |
経済学部 | 教授 | 砂山 充子 | スペイン内戦とイギリス |
【概要】 第二次世界大戦の前哨戦ともされるスヘ?イン内戦(1936年?1939年)は当時の国際情勢から「内戦」て?はあり得す?、表向きには「内戦」という体裁を取りなか?ら、実際には諸外国か?様々な形て?介入することになった。本研究て?はその中でもイキ?リスを取り上け?、イギリスが国として、またイギリスの人々がと?のような形て?スヘ?イン内戦に関与したのかを検討していく。 | |||
経済学部 | 教授 | 野部 公一 | 処女地開拓におけるソ連共産党内部の意志決定過程の考察 |
【概要】 1954年からソ連において開始された処女地開拓は,世界史のなかでも,もっとも大規模なものとして知られています。従来の研究では,党書記長であったフルシチョフの役割が強調されていますが,本研究では,「党中央委員会―共和国党委員会―州党委員会」という共産党内部での開拓計画決定過程に焦点をあてて考察します。このことを通じて,ソ連を統治してきたソ連共産党の意思決定過程をあきらかにします。 | |||
経済学部 | 教授 | 堀江 洋文 | 16~17世紀におけるスイス改革派諸都市とヨーロッパ |
経済学部 | 准教授 | 角田 真紀子 | マインドフルネスによるストレスマネジメント効果に関する研究 |
法学部 | 教授 | 谷口 智紀 | 日米比較法研究による所得相応性基準をめぐる立証責任の問題の検証 |
【概要】 無形資産取引から生じる収益を適切に捉えることは、担税力に応じた課税(租税公平主義)を実現するために不可欠です。本研究の目的は、特定無形資産に係る所得相応性基準(租税特別措置法66条の4第8項)の適用の可否をめぐる立証責任の分配基準を提示し、納税者の立証責任の範囲を明らかにすることにあります。課税の効率性や納税者のコンプライアンス確保だけではなく、租税法律主義の機能である納税者の予測可能性の視点からも、その検証を進めます。 | |||
法学部 | 講師 | 吉川 純恵 | 中国のアフリカ外交:中央?国有企業の関係に着目して |
経営学部 | 教授 | 岩田 弘尚 | 社会構成主義に基づく中小企業における管理会計導入プロセスの解明 |
【概要】 本研究の目的は、中小企業において管理会計を導入する際の促進要因?阻害要因を社会構成主義の立場から明らかにすることである。社会構成主義とは、世界や現実が言葉で表現されるというよりも、言葉が世界を構成していると考える立場である。社会構成主義によると、量的研究で切り捨てられて解明できなかった組織における人々の実践の背景を分析することができるようになる。 | |||
経営学部 | 教授 | 植竹 朋文 | ホテルを対象とした顧客とのコミュニケーションとレベニューマネジメントの関係に関する研究 |
経営学部 | 教授 | 李 建平 | 中国の経済成長とその政策的要因 |
【概要】 1978-2012年の間、中国経済は年率10%ほどの高度成長が続けたのは農村と都市の改革や私有企業への寛大などの経済政策および対外開放の政策によるところが大きいと考えられる。本稿の目的は、1978年から現在までの経済政策の変化を述べた上で、それに伴う経済成長の軌跡を分析することである。また、習近平時代に入ってから、その経済政策がどう変わってきたかにも触れる。 | |||
商学部 | 教授 | 西 孝子 | イソアワモチの光受容器官と視物質について |
商学部 | 講師 | 新島 裕基 | 小売企業の持続可能性を高める地域貢献に関する定量的評価 |
文学部 | 教授 | 板坂 則子 | 戯作から艶本へ-初期読和本の研究 |
【概要】 江戸時代後期には人々の識字能力が飛躍的に向上し、都市を中心として戯作(江戸時代後期小説)が娯楽として多くの人々に親しまれていた。この戯作は幕府の出版統制に従って出されたものだが、同時に非合法の書物として艶本も出されていた。艶本は表向きの出版ではないことから、通常の書物では禁じられた、時に十色を超える多色刷りや金摺、銀摺、木目込み、雲母摺などの技術の粋を懲らした書物も作られていた。その中で戯作を題材とした艶本を読和本という。本研究では、これら合法と非合法の出版の交わりを考察する。 | |||
文学部 | 教授 | 片桐 一彦 | リーディング能力における早期英語教育の遅延効果 |
【概要】 1990年代の日本において幼少期や小学生時代に学校内外で早期英語教育を受けた高校生は,早期英語教育を受けなかった高校生と比べて,知っている英単語の数において正の教育効果があったことが,過去の眠っているデータを分析した前回の研究(片桐2019)でわかった。今回は,リーディング能力においても早期英語教育の効果が見られたのかについて調査する。 参考: 前回の研究(片桐2019) | |||
文学部 | 教授 | 苅谷 愛彦 | 大規模斜面崩壊の誘因と年代に関する定説の地形学?地質学的再検証 |
【概要】 日本各地に大規模斜面崩壊が存在します。古文書などをもとに、崩壊を発生させた引き金(地震動など)や発生年代について一定の研究がなされてきています。それらの研究で示された結論が一般市民に定説として受け入れられているものもありますが、他の研究者による検証や追試が不十分な例もあります。この研究では地質調査や地形解析、高精度年代測定を通じ、定説の見直しに挑戦しています。その知見は地形学?地質学のほか、史料地震学や山地防災学など広い分野に役立ちます。 | |||
文学部 | 教授 | 黒沢 眞里子 | アメリカ葬儀雑誌の電子化とデータ分析による葬儀業界の革新的歩みと死生観形成の研究 |
文学部 | 教授 | 高島 裕之 | 北欧におけるアジア産陶瓷交易の構造的解明 |
【概要】 17~19世紀のアジア産貿易陶磁器について,消費された場所や沈没船などの遺跡出土資料や博物館所蔵資料の特徴をみる。特に中国?日本の陶磁器が運ばれた境界である北欧(スウェーデン?デンマーク)を主なフィールドとする。さらにアジアとの交易の主役を担った,オランダ東インド会社本社のあったオランダの資料と比較する。そして陶磁器の受容者と生産者との関係を読み取り,交易の状況を構造的に解明する。 | |||
文学部 | 教授 | 濱松 純司 | 英語におけるメンタル?レキシコンの構造 |
【概要】 私たちが普段使っている単語は、メンタル?レキシコン(脳内辞書)という場所に登録されていると考えられています。単語はその場限りで意味が拡張して用いられる場合と、繰り返し使用されることにより、語の意味がリスト化される場合があります。従来、別の領域において扱われていたこの問題を、生成文法理論における形態論及び関連性理論の両面より探求し、メンタル?レキシコンの構造を明らかにすることが本研究の目的です。 | |||
文学部 | 教授 | 平田 大輔 | スポーツにおける主導権に関する質的研究:ゲームの流れに着目して |
【概要】 スポーツの試合においてしばしば「流れ」という言葉が聞かされる。この「ゲームの流れ」について、選手自身の試合映像から「よい流れ」「悪い流れ」はどのような状況なのか、その流れが変化するときに選手がどのような点に注意してプレーしているかについてインタビューを実施し、普遍的な具体例を収集?集約することを目的とした。また、指導者については、試合の「流れ」を予想することができるのか、「流れ」を得るために必要な要素は何かについて明らかにする。 | |||
文学部 | 教授 | 米村 みゆき | スタジオジブリのアニメーション映画における<翻案>についての研究 |
ネットワーク情報学部 | 准教授 | 石井 健太郎 | 画像生成ネットワークを利用した攻撃耐性を持つ認証技術の確立 |
人間科学部 | 教授 | 澤 幸祐 | ラットにおける自己主体感の検討と動物モデルの確立 |
人間科学部 | 教授 | 菱山 宏輔 | 文化的ジェントリフィケーションがバリ島の空間変容に与える影響についての研究 |
国際コミュニケーション学部 | 教授 | 王 伸子 | ボイスサンプルを活用した音声トレーニング-母語を対象として- |
国際コミュニケーション学部 | 教授 | 土屋 昌明 | 中国インディペンデント?ドキュメンタリーの収集と基礎的研究 |
国際コミュニケーション学部 | 准教授 | 小林 貴徳 | メキシコ山岳部先住民コミュニティにおける災害の記憶と物語化に関する実証研究 |
法務研究科 | 教授 | 石田 信平 | 「価値ある労働」の機会保障と労働契約規制の研究-英国雇用差別禁止法の包括的考察 |
2021年度 研究員(長期在外?長期国内?中期?特例他)
?長期在外研究員
所属?職名?氏名 | 経済学部?教授?山中 尚 | 研究期間 | 足球365比分_365体育投注-直播*官网3年4月1日~足球365比分_365体育投注-直播*官网4年3月31日 |
研究機関(国名) | 専修大学研究室(日本) | ||
研究課題 | 日本銀行の非伝統的金融政策の有効性に関する研究 | ||
研究概要 | 失われた20年とも言われる長期停滞にある日本経済に対し、不況からの脱却を目指しアベノミクスの一つとして金融緩和政策が2013年から開始され未踏の領域に入った。黒田日銀のもとで行われてきた量的?質的緩和政策、ゼロ金利政策、フォワードガイダンス、イールドカーブコントロール、マイナス金利政策などに期待される効果について考察する。 | ||
研究成果 | 日銀の非伝統的金融政策に関する一考察(専修経済学論集 第145号(2023年7月)) |
所属?職名?氏名 | 法学部?准教授?川上 洋平 | 研究期間 | 足球365比分_365体育投注-直播*官网4年3月16日~足球365比分_365体育投注-直播*官网5年3月15日 |
研究機関(国名) | 専修大学研究室(日本) | ||
研究課題 | 19世紀フランスにおける社会知の模索についての研究 | ||
研究概要 | フランス革命によって既存の宗教的権威が否定されて以降の19世紀フランスにおいては、それに代わる新たな権威がさまざまなかたちで模索された。人民の意志を秩序の根幹に据える人民主権的原理に立脚しながらも、それを安定的に方向付ける知のあり方が、政治?宗教?文学を横断する社会的課題として問われたのである。本研究では、現代社会におけるあるべき知性について考える題材として、このフランスの歴史的経験の意義について考察する。 | ||
研究成果 | フランス革命期における保守思想の諸相―ジョセフ?ド?メーストルの憲法論と教皇論 (専修大学法学研究所紀要第49号 2024年2月)、 永遠と流動―フランス政治思想史研究の収穫に寄せて(専修法学論集 第150号 2024年3月)、 敗北の文学――福田和也『奇妙な廃墟』(『フランス知と戦後日本 対比思想史の試み』白水社 2024年3月) |
所属?職名?氏名 | 商学部?教授?谷守 正行 | 研究期間 | 足球365比分_365体育投注-直播*官网4年3月25日~足球365比分_365体育投注-直播*官网5年3月24日 |
研究機関(国名) | 九州大学大学院経済学研究院(日本) | ||
研究課題 | 銀行管理会計研究に基づくサービス管理会計の一般化 | ||
研究概要 | 海外銀行のビジネス?プロセスを実態調査することにより,サステナブルな銀行経営に資する管理会計の在り方を研究する。とくに,国内よりも格段に先行するキャッシュレスやデジタライゼーションへの対応内容を検討して,将来の銀行を含む新しいサービス業に適合しうる管理会計システム(AI,リスクアペタイト,サブスクリプション,ダイナミックプライシング,およびFTPやポストABC新原価計算,等)を明らかにする。 | ||
研究成果 | デジタル?サービスのための管理会計―独自進化の銀行原価計算の適用と適合性―(産業経理Vol.83No.1 2023年4月) |
所属?職名?氏名 | 文学部?教授?石塚 久郎 | 研究期間 | 足球365比分_365体育投注-直播*官网3年4月1日~足球365比分_365体育投注-直播*官网4年3月31日 |
研究機関(国名) | 自宅(日本) | ||
研究課題 | 長い19世紀イギリスにおける「胃弱」の歴史 | ||
研究概要 | 「胃弱」(dyspepsia)は、単なる消化不良とは区別される、19世紀に初めて登場した慢性疾患である。それは症状の一つではなく、本来的には病として定位される。本研究は19世紀のイギリスにおける、その医学史的かつ社会?文化史的全体像を明らかにする作業の一環であり、「胃弱」の発見とその後の展開、その終焉を辿る系譜学ともいえる作業である。 | ||
研究成果 | “Wear and Tear”―James Johnson における胃弱とモダニティ(専修人文論集第114号 2024年3月) |
所属?職名?氏名 | ネットワーク情報学部?准教授?河野 敏鑑 | 研究期間 | 足球365比分_365体育投注-直播*官网5年4月19日~足球365比分_365体育投注-直播*官网6年3月31日 |
研究機関(国名) | マルティン?ルター大学ハレ?ヴィッテンベルク(ドイツ連邦共和国) | ||
研究課題 | 経済に関する課題解決へのデータサイエンスの適用可能性について | ||
研究概要 | 最近、日本ではデータサイエンスに対する関心が強くなっており、そのニーズに応じてデータサイエンスに関する学部や学科等の設置が相次いでいる。一方で、海外においては統計学部などが日本よりも多く存在し、すでにデータサイエンスに関する教育?研究が積極的に行われている。そこで、海外のデータサイエンス教育?研究の現状について調査を行い、データサイエンスと経済学の双方にまたがる研究を進めるとともに、海外での先進的な事例を踏まえて、日本におけるデータサイエンス教育や経済学教育の方向性やあり方について考察を加えたい。 | ||
研究成果 | 大学における太陽光発電システムおよびコージェネレーションシステムの導入に関する一考察(専修大学情報科学研究所所報No.102 2024年1月) |
所属?職名?氏名 | 法科大学院?教授?田代 亜紀 | 研究期間 | 足球365比分_365体育投注-直播*官网3年9月1日~足球365比分_365体育投注-直播*官网4年8月31日 |
研究機関(国名) | ハワイ大学(アメリカ合衆国) | ||
研究課題 | アメリカ憲法学における人権論(特に、表現の自由理論と婚姻の自由論)について | ||
研究概要 | ヘイトスピーチ規制の是非や同性婚について、日米の憲法学を比較研究することによって、どのようなアプローチか妥当であるかを探る。①ヘイトスピーチについては、社会におけるマイノリティが現実に差別されている状況下で、どのように「表現の自由」理論が憲法解釈されるべきか、②婚姻の自由論については、法律婚制度と憲法上の権利である「婚姻の自由」との関係を探る。 | ||
研究成果 | 第9章「家族」?「婚姻」の憲法学的意味を探る ─夫婦同氏と同性婚問題を素材として─(講座 立憲主義と憲法学〔第2巻〕(2022年)) |
?長期国内研究員
所属?職名?氏名 | 経済学部?教授?永島 剛 | 研究期間 | 足球365比分_365体育投注-直播*官网3年4月1日~足球365比分_365体育投注-直播*官网4年3月31日 |
研究機関(国名) | 専修大学研究室(日本) | ||
研究課題 | 保健医療の社会経済史的研究 | ||
研究概要 | 2020年にパンデミック化した足球365比分_365体育投注-直播*官网感染症は、感染症流行が人流?物流のあり方や人々の生活環境の問題と密接に関係していること、保健医療システムへの負荷のみならず、経済?社会生活全般に甚大な影響を与えうることを人々に知らしめた。この状況をふまえ、本研究では疾病および保健医療と社会経済状況との関係をめぐる諸問題について、とくに近代イギリスと日本に注目しつつ、歴史的視点からの考察を試みる。 | ||
研究成果 | 第10章 パンデミックと海港検疫 ─1879年と2020年の横浜港(歴史はなぜ必要なのか「脱歴史時代」へのメッセージ(2022年9月)) |
所属?職名?氏名 | 法学部?教授?増田 英敏 | 研究期間 | 足球365比分_365体育投注-直播*官网3年4月1日~足球365比分_365体育投注-直播*官网4年3月31日 |
研究機関(国名) | 自宅(日本) | ||
研究課題 | 租税手続法の研究 | ||
研究概要 | 我が国の租税手続法は、平成23年の国税通則法改正後の租税手続法の課題について必ずしも検証が行われてきていない。そこで、アメリカ租税手続法との比較検証を通して課題を明確化することを研究の目的とする。研究の概要は、我が国の税務調査や理由附記をめぐる裁判例を検証し、納税者の権利保護の視点から、法解釈上の問題と立法の問題に整理し、その課題を解明する。アメリカの手続法の現状を検証し、租税手続法の在り方をも提示する。 | ||
研究成果 | 租税主義の実践的展開(中央経済社 2025年3月) |
所属?職名?氏名 | 経営学部?教授?蔡 イン鍚 | 研究期間 | 足球365比分_365体育投注-直播*官网3年9月1日~足球365比分_365体育投注-直播*官网4年8月31日 |
研究機関(国名) | Strategic Management Research Center, Pukyong National University(韓国) | ||
研究課題 | 世界の安宿に集まる若者バックパッカーたちのエスノグラフィーー就職を控えている日本?韓国、及び世界の若者たちを中心としてー | ||
研究概要 | 本研究は、就職を目前に控えている世界の若者たちが、①一体何を求めて就職という人生において重要な出発点の前に世界の旅に出かける決心をするのか、②国や文化などがそれぞれ異なっている、これらの旅する若者たちにはどのような共通点と相違点があるのか、③旅の経験は若者たちの人生にどのような学びをもたらすのか、④彼女?彼らのキャリアにどのような影響を与えるのかの4点を、フィールド調査で明らかにすることを目的とする。 | ||
研究成果 | マネジメント論と質的方法―その親和性、エスノグラフィー、自己エスノグラフィーを中心として―(専修大学社会科学研究所月報No.726 2023年12月) |
所属?職名?氏名 | 商学部?教授?内野 明 | 研究期間 | 足球365比分_365体育投注-直播*官网3年4月1日~足球365比分_365体育投注-直播*官网4年3月30日 |
研究機関(国名) | 専修大学研究室(日本) | ||
研究課題 | ビジネスダイナミクスの研究 | ||
研究概要 | 研究テーマはMITのJohn Sterman教授の”Business Dynamics:Systems Thinking and Modeling for a Complex World”に由来している。この著書は、過去20年間、SDの世界における定番の教科書とされてきた。今回の研究では、この著書を踏まえつつ、21世紀に向かっての新たなSDについての理論的フレームワークについての研究を行うとともに、日本ならびに海外においても、定番となるようなSDの新しいテキストの刊行へ向けた準備を行う。 | ||
研究成果 | システム?ダイナミクスとは何か―方法論的位置づけとその定義について(日本経営数学会誌 第41巻第1?2号(2023年7月)) |
所属?職名?氏名 | 文学部?教授?上村 妙子 | 研究期間 | 足球365比分_365体育投注-直播*官网3年4月1日~足球365比分_365体育投注-直播*官网4年3月31日 |
研究機関(国名) | 専修大学研究室(日本) | ||
研究課題 | 日本人学習者のためのライティング指導方法の開発を目指して | ||
研究概要 | ライティングは、自然に習得されることはなく、適切な指導と学習を経て習得が可能となる技能である。外国語として英語を学ぶ日本人学習者にとって、英語でのライティング技能を身につけるためには、母語での習得以上に効果的な指導方法が必要となる。本研究では、ジャンル?アプローチに基づき、書く目的、読み手、テキストの種類を含むコンテクストを重視した明示的なライティング指導方法を考案し、その指導効果を検証していく。 | ||
研究成果 | Examining the Effects of Genre-Based Instruction on Japanese EFL Students'Request Email Writing(KATE Jounal Vol.36(2022年9月)) |
所属?職名?氏名 | 人間科学部?教授?下斗米 淳 | 研究期間 | 足球365比分_365体育投注-直播*官网3年4月1日~足球365比分_365体育投注-直播*官网4年3月31日 |
研究機関(国名) | 山梨大学大学院総合研究部教育学域(日本) | ||
研究課題 | 青年期における社会的排除の潜在的リスクと不適応表出類型との関係について | ||
研究概要 | いじめや拒絶、裏切りや村八分等の社会的排除は、社会的痛みとして心身両面での傷つきであり、被排除者は、一次?二次?三次的不適応を引き起こすことが指摘されている。特にこの社会的排除は、青年期において、薬物?アルコール依存症など、そして自殺と多岐にわたる問題を表出させることが明らかにされている。そこで、こうした不適応表出を規定する潜在的リスク要因と行動嗜癖や物質依存に至る過程を解明することが研究目的である。 | ||
研究成果 | 加熱式たばこの嗜好性は何か:紙巻きたばこ及び加熱式ブランド間の比較を通して(専修大学人文科学年報(2022年3月)) 喫煙者の生活空間がたばこの嗜好性認知に及ぼす効果(専修大学人間科学論集 心理学篇 Vol.12(2022年3月)) |
?中期研究員
所属?職名?氏名 | 経済学部?教授?田中 隆之 | 研究期間 | 足球365比分_365体育投注-直播*官网3年10月1日~足球365比分_365体育投注-直播*官网4年3月31日 |
研究機関(国名) | 自宅(日本) | ||
研究課題 | 主要国中央銀行の金融政策とその行方 | ||
研究概要 | 2008年の世界金融危機後、主要国中央銀行は、自然利子率の低下を背景にゼロ金利制約に直面し、非伝統的金融政策に突入した。その後、多くの中銀が「正常化」に動き出していたが、19年から再び緩和方向に舵が切られ、新型コロナウィルスの感染拡大を受けた20年3月以降、大規模な緩和政策に踏み込んでいる。この間の各国中銀(FRB、ECB、BOE、日銀)の政策展開を整理?分析し、変化の方向を明らかにしつつ将来展望を行う。 | ||
研究成果 | 金融政策の大転換 中央銀行の模索と課題 (慶應義塾大学出版会 2023年11月) |
所属?職名?氏名 | 経営学部?教授?廣石 忠司 | 研究期間 | 足球365比分_365体育投注-直播*官网3年4月1日~足球365比分_365体育投注-直播*官网3年9月18日 |
研究機関(国名) | 専修大学 研究室(日本) | ||
研究課題 | 企業現場における労働法上の紛争解決制度 | ||
研究概要 | 個別労働紛争解決事案を通して、個別労働紛争を惹起せしめた労働者の行動と企業側の対応を検討し、個別労働紛争の原因を探ることが今研究の目的である。この研究を通して個別労働紛争の予防策について言及し、よって継続した「企業実務と労働法の相互作用」研究の一環と致したい。 | ||
研究成果 | 個別労働関係紛争あっせんにおける一知見 (専修経営学論集第116号 2023年11月) |
所属?職名?氏名 | 商学部?教授?勝部 伸夫 | 研究期間 | 足球365比分_365体育投注-直播*官网3年10月1日~足球365比分_365体育投注-直播*官网4年3月31日 |
研究機関(国名) | 自宅(日本) | ||
研究課題 | 日本企業におけるコーポレート?ガバナンスの現状と課題 | ||
研究概要 | 日本でコーポレート?ガバナンスの議論が登場して30年近くになるが、この間、制度面で日本企業のガバナンス改革は進展し、また経営の方向性は株主重視へと大きく舵を切ったように見える。しかしその一方で、世界ではSDGsやESGが重視されるようになり、過度な株主重視経営には批判が出されている。本研究では、日本企業のガバナンス改革のこれまでの流れを振り返ることで、日本企業のガバナンスはどういう方向を目指そうとしているのか、また日本のガバナンスの在り方にはどこに問題があるのか、その現状と課題を明らかにしたい。 | ||
研究成果 | 会社支配とコーポレート?ガバナンス―経営者支配はどうなったか?― (専修商学論集第118号 2024年1月) |
所属?職名?氏名 | 文学部?教授?松尾 容孝 | 研究期間 | 足球365比分_365体育投注-直播*官网3年10月1日~足球365比分_365体育投注-直播*官网4年3月31日 |
研究機関(国名) | ストラスブール大学 地理学?土地利用計画学部(フランス) | ||
研究課題 | ヨーロッパの地誌?地域地理学?村落地理学に関する研究およびイマージュ?都市?環境研究所における先進国のポスト?アーバン社会に関する研究 | ||
研究概要 | 研究課題1: エチエンヌ?ジュイヤール(1950's-1970'sストラスブール大学教授)に関する所蔵資料の検討、彼が創刊時から編集委員(後、部長)を務めた『農村研究』(EHESS発行)の編集動向の調査、西ヨーロッパでの現代村落研究の展望。 研究課題2: 地理?計画学部付置の上記研究所における地域?都市整備への関与実践の経験的研究。 | ||
研究成果 | フランスの農村変化と農村の刷新における地域自然公園の役割―Vosges du NordとMassif des Baugesの比較―(専修大学人文科学研究所月報 第322号(2023年3月)) フランスの農村変化と農村の刷新における地域自然公園の役割―Vosges du Nord Massif des Baugesの比較―(後編)(専修大学人文科学研究所月報 第323号(2023年5月)) |
所属?職名?氏名 | 人間科学部?教授?広瀬 裕子 | 研究期間 | 足球365比分_365体育投注-直播*官网3年9月27日~足球365比分_365体育投注-直播*官网4年3月26日 |
研究機関(国名) | 東京大学大学院教育学研究科(日本) | ||
研究課題 | 教育制度の有事対応をも想定した教育行政の分析理論枠の構築 | ||
研究概要 | 教育制度の責任主体自身が問題処理能力に機能不全を起こした場合に、「過激」な手法導入をも辞さずにその機能回復を図る新しいタイプの教育政策が登場している。そこで採用される改革手法は「平時」の政策枠組みが想定していないものになる。そうした非経常的な政策や手法採用を特殊事例として例外視するのではなく、整合的に順当な場所に位置付けて把握?解釈しうる教育行政?教育政策の理論枠の構築を目指す。 | ||
研究成果 | イギリスの学校「性教育」の名称と内実のバーター関係 (専修大学人文科学研究所月報第327号 2024年2月) |
?特例研究員
所属?職名?氏名 | 国際?????????学部?教授?井上 幸孝 | 研究期間 | 足球365比分_365体育投注-直播*官网3年4月20日~足球365比分_365体育投注-直播*官网4年2月28日 |
研究機関(国名) | 自宅(日本)及びメキシコ国立自治大学(メキシコ合衆国) | ||
研究課題 | 征服後500年のメキシコの文化変容―先住民文化の存続と変容およびその歴史的評価の研究― | ||
研究概要 | スペイン植民地時代(1521~1821年)の主に前半に作成された歴史文書(いわゆる植民地期絵文書や先住民クロニカ)を対象として、先スペイン期文化がどのように表象されたのかを分析することで、征服後の先住民文化の変容と継続の一端を明らかにする。さらに、メキシコ征服500周年記念に関わる現地の動向の中で、こうした研究成果がメキシコ史像を見直すうえでどのような意味を持ちうるのかについても考察する。 | ||
研究成果 | アラスカ征服をめぐる多様な視点―トラスカラ,テツココに関する先住民クロニから―(専修人文論集112号(2023年3月)) |