高校教員対象研修プログラムが開催されます。
7月30日、31日に、文学部主催の高校教員対象研修プログラムが開催されます。環境地理学科では、7月31日に「山:高山の自然誌と山村の文化誌」をテーマに以下の講演を行います。概要と申し込みについては、以下のページをご覧ください。
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○「高山の自然誌:地形から理解する日本の山の美しさ
日本の山岳を中心にして、森林限界より高い標高域=高山帯に存在するさまざまな地形を紹介します。氷河地形や周氷河地形、崩壊(地すべり)地形の諸相を地上?空中写真や図を用いて解説し、研究最前線の話題も提供します。また、これらの地形がもたらす自然環境の多様性と脆弱性にも言及します。ひとときの涼気を感じつつ、日本の山の美しさの根源がどこにあるのかを知っていただければと思います。(苅谷愛彦)
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○「山村の文化誌:多様で複層的な林野利用を支える仕組み」
日本の山地を中心にして、山地に展開したさまざまな山村や山地民の生活様式を紹介します。自然条件、歴史的歩み、社会経済条件の違いによって、土地利用内容、林野用益の権利や仕組み、保全のあり方が異なります。近代化によって、山地地域は大きな変容を経験しました。多様な機能を踏まえて、今の時代に適応した共用資源として林野を実体化することが、山村に新たな文化をもたらしてくれると思います。(松尾容孝)
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