創立140周年を迎える2020年、専修大学の大学改革の最終局面へと到達しました。学科新設?再編?改組に加え、国際コミュニケーション学部を新設。これにより、学生の目線に合わせて体系的かつ効率的な「学びの力」をより強化し、教育の質の保証へとしっかりと取り組んでいくことで、本学の特色を打ち出し、更なる飛躍をするための基盤が確たるものになりました。
2020年度に誕生した最も新しい学部が、神田キャンパスの新校舎で学ぶ国際コミュニケーション学部です。言語?文化?歴史等の多彩な科目と多くの海外体験を通して真の国際性を養成。“国際化の進む日本で” “日本から海外に向かって”という2方向でのグローバル化が進展する現在に、確かな国際理解をふまえて立ち向かえる人材を育てます。同じキャンパスの法学部?商学部と連携した科目も用意。より視野を広げることができます。
日本ではじめての「経済科」として誕生した経済学部は、経済のグローバル化にもいち早く対応し、1996年には「国際経済学科」を設置。そして2020年、先を読みにくい激動の時代にあって、確かな指針となる経済学を体系的に学べる「現代経済学科」、私たちの生活に関わる問題を経済学の視点で捉える「生活環境経済学科」を加えた3学科で、経済学の知見をよりよい社会の実現のために役立てられる社会?経済人の育成をめざします。
商学部は、1905年創設の商科に始まり、大正期からは計理士(現:公認会計士)養成に強い「計理の専修」として名を馳せるなど、商学のパイオニアとして時代をリードしてきました。現在もマーケティング?会計などの分野で日本トップレベルの専任教員数と教育?研究水準を誇ります。この環境のもと、企業と家計の接点である市場に注目しながら、ヒト、モノ、カネ、情報の「仕組み」を明らかにし、実践的なビジネスの知識や技術、センスを基礎から修得。社会の真理を追究し、真に必要な行動を起こせる人材を育んでいます。
国際化?情報化が高度に進んだ現在、私たちのまわりには虚実様々な情報が溢れています。2019年度よりスタートしたジャーナリズム学科では、世界の国々や地域社会、あるいはメディアの世界で起きている現実を深い問題意識をもって理解し、“自分の言葉で他者と対話する力”を身につけます。報道やメディア制作における理論と実践の両輪を多くのフィールドワーク等を通して学ぶとともに情報資源の文化としての専門的活用や、スポーツインテリジェンスの分野にも広くアプローチ。氾濫する情報の中から真実を見抜く目を養い、独自の創造性と批判精神に富んだ実践力のある情報スペシャリストをめざします。
企業経営には2つの大きな使命があります。
既存のビジネスのスケールアップと、新たなビジネスを生み出すスタートアップです。ビジネスデザイン学科では、スタートアップに焦点を絞り、ベンチャービジネスや新商品?サービスの立ち上げの事例に学びながら、「ビジネス研究BD 」など実践的な科目を通して、自分自身のアイデアを具現化する方法を身につけます。多彩な科目を将来の目的に応じて選択していくことで人々に求められるビジネスをデザイン(創造)して事業につなげ、広く社会に貢献できる力を養います。