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I.研究会等の開催 - 足球365比分_365体育投注-直播*官网4年度

◆ 定例研究会
第1回定例研究会
日時 2022年5月17日(水)
12時40分~13時30分
ZOOMによる【オンライン】方式
 2022年5月17日(火)に、西居 豪所員(商学部教授)による第1回定例研究会が所員15名の参加により開催された。テーマは「オーストラリアの会計教育?研究環境」である。本報告では、西居所員がUniversity of Wollongongでの在外研究を通じて感じたオーストラリアにおける大学の研究環境や研究者のスタンス、学部の会計教育や大学の評価などについて説明が行われた。
 大学としてのランキング評価への意識、研究成果の質やインパクトの大きさ、研究者のトップジャーナルやより上位ジャーナルへの投稿への取り組みは、全体として連携していることを改めて認識する内容であった。また、地域の人々の理解と尊敬とともに大学が果たすべき社会的な役割や海外で生活しながら研究活動を行う在外研究の意味を考える大変良い機会となった。(国田)
報告 西居 豪所員(専修大学商学部教授)
テーマ オーストラリアの会計教育?研究環境
-University of Wollongongでの在外研究(2019年度)を通じて-
第2回定例研究会
日時 2022年11月1日(火)
12時30分~13時20分
ZOOMによる【オンライン】方式
 2022年11月1日(火)に、川津大樹所員(商学部助教)による第2回定例研究会が14名の所員の参加により開催された。テーマは「ISSBにおける質的特性の形成過程に関する一考察」である。本報告では、ISSB公開草案『サステナビリティ関連財務情報の開示に関する全般的要求事項』の分析あたって、TCFD最終報告書、IASB概念フレームワーク、5者グループ報告書、TRWGプロトタイプ報告書を時系列に検討しながら、その形成過程について説明が行われた。
 監査の視点、管理会計の戦略の視点、経営分析の視点など様々な側面から質問がなされた。特に、ISSB公開草案の形成過程における「忠実な表現」の質的特性の変容について関心が寄せられた。
 これからの会計において、サステナビリティ関連情報は最も重要な領域のひとつである。また、会計情報としてだけでなく、マネジメントやその他の分野でもさらに研究が進められていくと思われる。その意味で、ISSBのステートメントを質的特性から捉えてその内容を明らかにしていくという本報告のアプローチは非常に有意義なものと考えられる。(国田)

報告 川津 大樹所員(専修大学商学部助教)
テーマ ISSBにおける質的特性の形成過程に関する一考察
◆ 公開講演会

第1回公開講演会
日時 2022年11月7日(月)
10時45分~12時15分
教室【対面】とZOOMによる【オンライン】のハイブリッド方式
 会計学の第一人者を講師に招いて開催される会計学研究所主催の2022年度第1回目の公開講演会が、2022年11月7日(月)に【対面】とZOOMによる【オンライン】のハイブリッドで開催された。今回は、早稲田大学会計大学院教授である金子裕子先生が、商学部を中心に経営学部、経済学部、法学部の学部生、大学院生や教員など約280名に、「財務諸表監査の役割と近年の動き~監査報告書を事例に~」と題して講演された。
 「監査はなぜ変わり続けるのか?」について、実際の企業の監査報告書を事例として、具体的な説明が行われた。そこでは、AI時代における会計の役割とその重要性にも言及された。また、監査という仕事の内容だけでなく、会計士として働くというキャリアについても個人的な経験を交えたお話があった。「ルールはビジネスの変化とともに変わっていく。みなさんはこれからルールを変えていく人たちになっていくのです。」というメッセージは、これから会計士やビジネスパーソン目指す学生にとって大きなエールとなったであろう。(国田)
報告 金子 裕子氏(早稲田大学会計大学院教授?企業会計審議会委員)
テーマ 財務諸表監査の役割と近年の動き~監査報告書を事例に~
第2回公開講演会
日時 2023年1月11日(水)
10時45分~12時15分
教室【対面】とZOOMによる【オンライン】のハイブリッド方式
 会計学の第一人者を講師に招いて開催される会計学研究所主催の2022年度第2回目の公開講演会が、2023年1月11日(水)に【対面】とZOOMによる【オンライン】のハイブリッドで開催された。今回は、一橋大学大学院教授である野間幹晴先生が、商学部を中心に経営学部、経済学部、法学部の学部生、大学院生や教員など約250名に、「ROIC経営の実践」と題して講演された。
 「なぜ、ROEは8%か?」(伊藤レポート)という学生への投げ掛けから始まり、ROEの国際比較、改訂コーポレートガバナンス?コード、リスクテイクの国際比較、ROEと株主資本コスト、ROICとWACCについて、実際のデータなどを用いながら具体的な説明が行われた。さらに、いくつかの実際の企業の経営戦略を事例として、会計を使ったマネジメントであるROIC経営やCCCの重要性にも言及された。
 「あなたがスタートアップするならば、このケースではどうしますか?」
 学生との対話を交えて進められた今回の講演は、学生にとっては「話を聞いて、自分で思考する」という通常の講義では体験できない大変貴重な機会となった。(国田)

報告 野間 幹晴氏(一橋大学大学院経営管理研究科教授)
テーマ ROIC経営の実践

II.共同研究

テーマ      代表者 研究員
財務情報と非財務情報 新規
松本徹
椛田龍三?植田敦紀?與口博史(椛田ゼミ博士後期課程)?廣瀬哲雄(椛田ゼミ博士後期課程)
統合報告における統合思考の研究
新規
伊藤和憲 青木章通?岩田弘尚?大柳康司?古川原駿(伊藤ゼミ博士後期課程)
ニューノーマル時代の管理会計
継続
西居豪
建部宏明?川津大樹
企業経営と会計制度
継続
柳裕治
佐藤文雄?宮川宏
財務報告の拡大と変化 継続
奥西康宏 成岡浩一?内野里美?金鐘勲
簿記検定試験の新たな展開と教育方法の研究
継続
国田清志
石原裕也?菱山淳