2024.02.29 Thu
国際交流?留学TOPICS
【留学OB/OG(卒業生)】自身を成長させ、強みとなった留学経験(米?ネブラスカ大学リンカーン校)中山 さつき(文)
中山 さつき
株式会社JALスカイ 羽田事業所(羽田空港グランドスタッフ)
文学部 英語英米文学科 卒業(2014年3月)
中期留学プログラムでネブラスカ大学リンカーン校(米国)に留学(3年次)
なぜ留学をしようと思ったのですか
小学生のころから英語の勉強を始め、高校?大学と国際教養を学べるコースや学部に進学しましたが、日本国内で実用的な英語を学ぶには限界があると感じました。留学をして生きた英語を学びたい、また、英語だけの環境に身を置くことで自身の更なる成長に繋げたいと考えました。
どのような留学生活を送られましたか
日本の文化や日本語学習に興味を持つ現地の学生が集うサークルに参加し、宿題のわからない点を教え合ったり、ホームパーティに招待してもらったり、ハロウィンなどの多くのイベントに参加させてもらいました。また、私が滞在していた寮は大学敷地内にある複数の学生寮のうち、世界中からの留学生が多いことで有名で、寮内のキッチンでは母国の郷土料理を振る舞う催しが定期的にあり、世界中の郷土料理を囲みながら英語で交流を深めたことも良い思い出です。今思い返せば、授業のみならず、現地学生や世界中からの留学生らと積極的に交流することで英語力が身に付き、気付きや学びがあったことも良い経験になったと感じています。
株式会社JALスカイ 羽田事業所(羽田空港グランドスタッフ)
文学部 英語英米文学科 卒業(2014年3月)
中期留学プログラムでネブラスカ大学リンカーン校(米国)に留学(3年次)
なぜ留学をしようと思ったのですか
小学生のころから英語の勉強を始め、高校?大学と国際教養を学べるコースや学部に進学しましたが、日本国内で実用的な英語を学ぶには限界があると感じました。留学をして生きた英語を学びたい、また、英語だけの環境に身を置くことで自身の更なる成長に繋げたいと考えました。
どのような留学生活を送られましたか
日本の文化や日本語学習に興味を持つ現地の学生が集うサークルに参加し、宿題のわからない点を教え合ったり、ホームパーティに招待してもらったり、ハロウィンなどの多くのイベントに参加させてもらいました。また、私が滞在していた寮は大学敷地内にある複数の学生寮のうち、世界中からの留学生が多いことで有名で、寮内のキッチンでは母国の郷土料理を振る舞う催しが定期的にあり、世界中の郷土料理を囲みながら英語で交流を深めたことも良い思い出です。今思い返せば、授業のみならず、現地学生や世界中からの留学生らと積極的に交流することで英語力が身に付き、気付きや学びがあったことも良い経験になったと感じています。
現地の授業で出される宿題の多さには驚きました。アメリカではほとんど全ての授業において「これを明日までにやり終えられるのか…?」と疑問に思うほどの膨大な量の宿題が出され、寮に帰り夕食を食べ終えてから夜更けまで、同じ授業を履修する友人とお互いを鼓舞しながら取り組んでいました。しかし、一方で、週末や大型連休前には"Have a good weekend!"、"Enjoy your holiday!!"と教授から言われ、全く宿題が出されないところに、家族や友人との時間を大切にするアメリカ文化を実感し、現地で文化に触れることの楽しさも改めて感じました。
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留学中、特に印象的だった出来事を教えてください。
日本にいる間に、多くの英単語や熟語を暗記しましたが、少し違ったニュアンスで捉えていたとわかったことが多くありました。1つ例にあげるとするならば、「いつか近いうちにご飯にいきましょう」の「いつか」の部分を"someday"と表現したところ「それだと行く気がない意味合いが強くなってしまうからこの場合は"sometime"の方がbetterだよ」と現地の友人に教えてもらいました。日本で学んだ英単語や英語表現が、自分の思っているニュアンスで使われている訳ではないという気付きは、留学に来なければ得られませんでした。
日本にいる間に、多くの英単語や熟語を暗記しましたが、少し違ったニュアンスで捉えていたとわかったことが多くありました。1つ例にあげるとするならば、「いつか近いうちにご飯にいきましょう」の「いつか」の部分を"someday"と表現したところ「それだと行く気がない意味合いが強くなってしまうからこの場合は"sometime"の方がbetterだよ」と現地の友人に教えてもらいました。日本で学んだ英単語や英語表現が、自分の思っているニュアンスで使われている訳ではないという気付きは、留学に来なければ得られませんでした。
様々なことを経験し、一人の人間として成長に繋がったことと、物怖じせず果敢に挑戦する勇気を得られました。留学前、アメリカ大使館に行って留学ビザを取得した経験は、留学ビザでチェックインにいらっしゃる学生さまのご対応をする際に活かせています。留学中の長期休暇には、寮から空港までの乗合タクシーの手配や米国内の乗り継ぎ航空券?滞在先のホテルの確保などを全て現地サイトで行い、一人で米国国内を乗り継いでニューヨーク旅行をしました。寮に帰ってきた時はとてつもない達成感を感じたことがとても印象に残っています。日本にいたときでさえ飛行機に乗った経験は数える程度であった上に、一人で旅行するという経験もなかったため、異国の地で英語を使っての旅行は不安や緊張もありましたが、それ以上に私自身に勇気をくれ、自身の成長を実感できた経験となりました。
留学後、ご自身の意識にどのような変化がありましたか。
私が所属していたゼミはアメリカ国籍の先生だったため、留学前から授業は全て英語で受けていました。ゼミ生の英語力も高く、留学前は付いていくのがやっとでしたが、留学後はよりスムーズに先生やゼミ生とコミュニケーションを取ることが出来るようになっていると実感し、留学に行った意義を感じることができました。
現在のお仕事について教えてください。
羽田空港国内線ターミナルにおいて、ご出発されるお客さまのご搭乗手続きやお手荷物のお預かり、ラウンジ業務などに携わっております。また、最近は出発デスクといって、1日に20便程度の担当便を持ち、チェックインカウンターや受託した手荷物?貨物を管理する部署、飛行機の重量計算をする部署などと密に連携を取り、一機一機を安心安全に飛ばすための運航管理をする業務にも携わっています。さらに、留学で培った英語力が評価され、2020年度からは国内線を経由して国際線に乗継ぐ旅客の搭乗手続きをするのに必要な知識を後輩へと教える教官業務にも携わっています。このように多方面の業務に携わっているため、とてもやり甲斐があり楽しい社会人生活を送れていると感じています。
羽田空港国内線ターミナルにおいて、ご出発されるお客さまのご搭乗手続きやお手荷物のお預かり、ラウンジ業務などに携わっております。また、最近は出発デスクといって、1日に20便程度の担当便を持ち、チェックインカウンターや受託した手荷物?貨物を管理する部署、飛行機の重量計算をする部署などと密に連携を取り、一機一機を安心安全に飛ばすための運航管理をする業務にも携わっています。さらに、留学で培った英語力が評価され、2020年度からは国内線を経由して国際線に乗継ぐ旅客の搭乗手続きをするのに必要な知識を後輩へと教える教官業務にも携わっています。このように多方面の業務に携わっているため、とてもやり甲斐があり楽しい社会人生活を送れていると感じています。
留学が決まるまではTOEFL?のスコアを1点でもあげることに尽力し、たくさん勉強をした思い出があります。留学が決まってからも、留学ビザを取得するために米国大使館に行ったり、日本から海外に送金するための口座の手続きをしたりと事前準備が大変でした。また、留学先に着いてからもしばらくは時差ボケや言葉?文化の壁にも悩まされたりと、一筋縄では行かないことも多かった留学ですが、それ以上にこの経験は私の人生において確実に自身を成長させる良い経験となり、強みとなったことには間違いありません。留学は、皆さんの人生においてマイナスになることは決してないと断言できます。
楽しいばかりの留学生活ではないかもしれませんが、その限られた期間を全力で楽しみ、ご自身の更なる成長へと繋げられることを祈っております。Good luck!