2024.02.29 Thu
国際交流?留学TOPICS
【長期交換留学プログラム】努力を重ね、Dean's List(成績優秀者リスト)に選出。(米?サスクェハナ大学)神永 遥香(文)
努力を重ね、Dean's List(成績優秀者リスト)に選出。
神永 遥香文学部 英語英米文学科
3年次に長期交換留学プログラムでサスクェハナ大学(米国)に留学
なぜ留学しようと思ったのか、どのような準備をしたか。
留学をしようと思ったきっかけは、高校生の時に2週間オーストラリアに語学研修に行ったことです。そこでの人々との出会いや現地の文化に魅力を感じ、次は長期間海外で生活してみたいと思っていました。さらに、長期交換留学を選択した大きな理由として、将来は英語を使ってグローバルに働きたいという思いがありました。もともとアメリカの映画やドラマが好きだったことから、英語をもっと学びたいと思い、大学受験では英語英米文学科を志望しました。そのため、漠然とですが英語を使って仕事をしたいと思っていました。また、大学1、2年生のときに受けた英語のスピーキングの授業は、受講生のほとんどが帰国子女の学生だったため、他学生のスピーキング力にかなり圧倒されました。こうした経験から、留学をして英語力、特にスピーキング能力をより向上させる必要があると考えていたため、大学在学中にアメリカに長期間留学をするという選択をしました。
留学をしようと思ったきっかけは、高校生の時に2週間オーストラリアに語学研修に行ったことです。そこでの人々との出会いや現地の文化に魅力を感じ、次は長期間海外で生活してみたいと思っていました。さらに、長期交換留学を選択した大きな理由として、将来は英語を使ってグローバルに働きたいという思いがありました。もともとアメリカの映画やドラマが好きだったことから、英語をもっと学びたいと思い、大学受験では英語英米文学科を志望しました。そのため、漠然とですが英語を使って仕事をしたいと思っていました。また、大学1、2年生のときに受けた英語のスピーキングの授業は、受講生のほとんどが帰国子女の学生だったため、他学生のスピーキング力にかなり圧倒されました。こうした経験から、留学をして英語力、特にスピーキング能力をより向上させる必要があると考えていたため、大学在学中にアメリカに長期間留学をするという選択をしました。
留学先ではどのように勉強したか。また、苦労した点や工夫したことについて。
科目によっても勉強方法は異なりますが、例えばアメリカの歴史の授業では、アドバイザーと呼ばれるスタッフの方と一緒に、一から時系列を追って時間をかけて勉強をしました。また、オフィスアワーに教授を訪ね、授業で分からなかった部分を聞きに行くようにしました。どの先生も親切に説明してくれ、また会話をすることで意欲を見せられたと思っています。教授からは日本のことを聞かれたりもしたので、教授との距離が近くなりました。他にも、ジェンダー史の授業では毎週30~40ページほど本を読んでくるという課題が出たのですが、最初は翻訳機を使って概要を把握してから、細かいところは自分で読むようにしていました。ジェンダー史の授業では、課題を基に授業でディスカッションを行ったのですが、授業が始まってからの3か月間はディスカッションの輪に入れず、他学生の意見を聞くことしかできませんでした。また、自分が話すと周りの会話が止まってしまうので、なるべく話さないほうがいいと思ってしまっていました。しかし、周囲の学生が私にも意見を聞いてくたりと気遣ってくれたおかげで、徐々にディスカッションにも入っていけるようになりました。その結果、留学期間中は二学期連続で留学先大学のDean's List(ディーンズリスト)※に選ばれました。大変ありがたいことだと思っています。
※成績優秀者リスト
科目によっても勉強方法は異なりますが、例えばアメリカの歴史の授業では、アドバイザーと呼ばれるスタッフの方と一緒に、一から時系列を追って時間をかけて勉強をしました。また、オフィスアワーに教授を訪ね、授業で分からなかった部分を聞きに行くようにしました。どの先生も親切に説明してくれ、また会話をすることで意欲を見せられたと思っています。教授からは日本のことを聞かれたりもしたので、教授との距離が近くなりました。他にも、ジェンダー史の授業では毎週30~40ページほど本を読んでくるという課題が出たのですが、最初は翻訳機を使って概要を把握してから、細かいところは自分で読むようにしていました。ジェンダー史の授業では、課題を基に授業でディスカッションを行ったのですが、授業が始まってからの3か月間はディスカッションの輪に入れず、他学生の意見を聞くことしかできませんでした。また、自分が話すと周りの会話が止まってしまうので、なるべく話さないほうがいいと思ってしまっていました。しかし、周囲の学生が私にも意見を聞いてくたりと気遣ってくれたおかげで、徐々にディスカッションにも入っていけるようになりました。その結果、留学期間中は二学期連続で留学先大学のDean's List(ディーンズリスト)※に選ばれました。大変ありがたいことだと思っています。
※成績優秀者リスト
留学して得たこと
私がこの留学を通して学んだことは、留学前にはなかった「多様な価値観」です。留学先では、文化や宗教、育ってきたバックグラウンドが全く異なる人々と出会い、一緒に生活しました。その中で、留学前の自分にはなかった価値観や考え方を知り、それを自分自身の考え方に還元できたと思っています。例えば、日本では「女の人はこうあるべき」といったように、価値観が単一化してしまっていますが、アメリカでは個々のアイデンティティが尊重されていると感じました。答えは一つではないのに、みんなが同じ考えじゃなければいけない、と日本では思いがちですが、アメリカではそうではありませんでした。また、一番印象に残っているのは、性的マイノリティに対する考え方の違いです。授業の最初に自己紹介をしたのですが、そのときに担当の先生から、「名前や学年だけでなく、He/She/Theyのどの代名詞で呼ばれたいか」を答えるよう言われたことに驚きました。そして、Theyという代名詞で呼ばれたい学生がそのことを隠さずに話していたのが印象的でした。また、アメリカではストレートに物事を言うため、最初は戸惑いました。ですが、そのおかげで自分もはっきりと意見を伝えるように心がけ、その結果、相手との仲が深まったように感じます。このように、日常生活から日々の授業、旅行先など様々なシーンで、今までは「あたりまえ」だと思っていたことが「あたりまえではない」と痛感することが多々あり、そのギャップに驚き、戸惑うこともありました。しかし、それ以上に周りの人々の温かさやフレンドリーさに救われることが多く、約1年間の留学生活は私にとってかけがえのない経験となりました。
私がこの留学を通して学んだことは、留学前にはなかった「多様な価値観」です。留学先では、文化や宗教、育ってきたバックグラウンドが全く異なる人々と出会い、一緒に生活しました。その中で、留学前の自分にはなかった価値観や考え方を知り、それを自分自身の考え方に還元できたと思っています。例えば、日本では「女の人はこうあるべき」といったように、価値観が単一化してしまっていますが、アメリカでは個々のアイデンティティが尊重されていると感じました。答えは一つではないのに、みんなが同じ考えじゃなければいけない、と日本では思いがちですが、アメリカではそうではありませんでした。また、一番印象に残っているのは、性的マイノリティに対する考え方の違いです。授業の最初に自己紹介をしたのですが、そのときに担当の先生から、「名前や学年だけでなく、He/She/Theyのどの代名詞で呼ばれたいか」を答えるよう言われたことに驚きました。そして、Theyという代名詞で呼ばれたい学生がそのことを隠さずに話していたのが印象的でした。また、アメリカではストレートに物事を言うため、最初は戸惑いました。ですが、そのおかげで自分もはっきりと意見を伝えるように心がけ、その結果、相手との仲が深まったように感じます。このように、日常生活から日々の授業、旅行先など様々なシーンで、今までは「あたりまえ」だと思っていたことが「あたりまえではない」と痛感することが多々あり、そのギャップに驚き、戸惑うこともありました。しかし、それ以上に周りの人々の温かさやフレンドリーさに救われることが多く、約1年間の留学生活は私にとってかけがえのない経験となりました。
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留学を志す人へのメッセージ
留学をするという決断は決して簡単なものではないと思います。留学するまでの準備や現地での生活で戸惑うこともあるでしょう。しかし、留学はこれからの皆さんの糧になると思います。私自身、留学中は大変なこともたくさんありましたが、留学生活を振り返ってみると「楽しかった」という一言に尽きます。是非チャレンジしてみてください!
留学をするという決断は決して簡単なものではないと思います。留学するまでの準備や現地での生活で戸惑うこともあるでしょう。しかし、留学はこれからの皆さんの糧になると思います。私自身、留学中は大変なこともたくさんありましたが、留学生活を振り返ってみると「楽しかった」という一言に尽きます。是非チャレンジしてみてください!