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TEACHERS

  • めない、やりたいことをやる
  • そんな大人が多い石巻の地で
  • 学生ならではの経験をしよう
  • 株式会社街づくりまんぼう
  • 代表木村 仁 様

歴を教えてください。

石巻市を拠点とする街づくり会社として2001年より活動しています。
日本最大級のマンガミュージアム「石ノ森萬画館」の管理運営にしながら、館内や通販でのグッズ販売や喫茶運営、市街地の商業活性化、石巻市全体の活性化に貢献することを目的とした街づくり事業部などを展開しています。その根底には「自分たちが生まれ育った故郷をより良くしたい。自分も含めて石巻に住んでいる人たちが楽しく暮らせるまちにしたい」という思いがあります。
私は女川町出身、高校は石巻に通いました。大学卒業後は、住宅メーカーに入社し、その後広告代理店に転職。将来的には地元に戻りたいと考えていたところに、石巻でまちおこしの活動をしている人たちに出会い、会社を起ち上げる際に声をかけてもらったことが入社のきっかけです。2001年4月に当社へ転職し、2001年7月に地域の方の夢でもあった石ノ森萬画館がオープン。以来、石ノ森萬画館の運営を行いながら「マンガを活かしたまちづくり」に取り組んでおります。

学との関わりを教えてください。

人間学部の先生とビブリオバトル※1を行ったことがきっかけとなり、様々な関りをもつようになりました。街づくり関連では経営学部の先生や学生と関わる機会が増えています。石巻唯一の大学には、地元出身者のみならず全国から優秀な若者が集まっていると感じています。机上の勉強も大切ですが、いろいろな人と出会って人脈を広げ、様々な体験を通して経験値を積み上げることが学生たちの将来の役に立つと思うし、我々を含めて地元の人間たちも学生たちに刺激を受けて新たな発想や取り組みができると思います。学生に接する時には自分のものさしにあてはめず、同じ目線で接するように心がけています。
「いしのまき学」※2では「マンガを活かした街づくり」をテーマに講義をしました。なぜマンガで街づくりを行うようになったのか、石ノ森萬画館誕生までの経緯や苦労話、継続して行動する大切さや、諦めなければ夢は叶うことを学生たちに伝えました。

※1 自身が推薦する本をプレゼンテーション式に紹介、討論のように競わせる輪読会?読書会

※2 石巻専修大学に入学直後の1年生に石巻の魅力を伝えて関心を呼び起こし、この地域を学びと生活の場として積極的に活用することを促す目的で設計された、全学部?全学科で実施する基本教育科目。

巻の面白いと思うところを教えてください。

石巻の魅力は「人」。良い意味で、変わり者が多く、極端にいえば、自分のやりたいことをやっている方が多いんですよね。また、誰かが何かをやるとなれば意見対立しながらも団結できる。特に震災後にはいろいろな人との出会いが増えて新たな発想や行動をするようになり、面白いことをすることへの理解が得られるようになったと感じています。
そして、海や川、山など豊かな自然があり、食べ物も美味しい!これを活かさないのは損だと思うくらい、素晴らしいロケーションです!

生に期待することは何ですか?

大学で「マンガを活かした街づくり」をテーマとした「いしのまき学」でもお伝えしていますが、何事も諦めないことと、仲間づくりを大切にして欲しいと思います。今でこそ石ノ森萬画館はなくてはならない施設となりましたが、当時は反対派もいて、完成までは苦労がありました。諦めなかったことで夢が叶ったと思っています。また一人ではできないことも仲間がいれば実現できることがたくさんあります。将来的にも仲間は大きな財産になります。だからこそ、学生時代はいろいろなことに積極的に参加して仲間を作ってください。そのすべてが自分のプラスになると思います。
授業と同じように、色々な経験をすることが大切です。学生時代を振り返った時に、その時にしかできない経験をしてきてよかったと思うはずです。

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