石巻市の観光地?観光施設を
対象とした視線計測実験
情報マネジメント学科 渡邊 陽太
参加した地域連携プロジェクトの概要と、
そのプロジェクトに参加した理由を
教えてください
私が参加した「石巻市の観光地?観光施設を対象とした視線計測実験」は、経営学部情報マネジメント学科の三橋先生が主導し、石巻信用金庫の協力のもとで、石巻市の観光地や施設において視線計測実験を行うプロジェクトです。
私は中学校1年生の頃からボランティア活動を続け、東日本大震災の復興支援活動にも参加してきました。その活動の中で石巻市の復興支援も行っており、震災の影響が今も残る石巻市で少しでも力になれればと考えながら日々を過ごしてきました。そういった「石巻の復興への思い」から、このプロジェクトに参加することを決めました。
?巻地域と連携した
プロジェクトを?うことで
どんな学びがありましたか?
実験では眼鏡型デバイスを装着して目線の動きを記録し、「観光地で人はどこを見るのか」を調査しました。多くの人たちのデータを集めてどこが注目されているかを分析しました。今後はその情報を有効活用して、「商品の置き場所」や「被災地ツアーの案内」などに役立てる予定です。
他にも「避難場所でどこに注目すべきか」など、震災復興にも役立つデータが得られるかもしれません。このプロジェクトを通して視野が広がるとともに、視線計測が今後様々な分野に活用できるかもしれない可能性を感じています。
プロジェクト以外の授業や研究で、
印象深いものについて教えてください
情報マネジメント学科専門科目「経済データ分析」で石巻市の人口構成について学びました。
例えば、何歳から何歳までの人口が最も多く、何歳から市外へ出て、何歳になると市内に戻ってくるのかを調べ、将来の石巻市の人口がどうなるのかを予測しました。そして実際にその予測通りに石巻市の人口が減っていることが分かりました。
また、この予測統計から流出している人口をどうやって元に戻して、将来的に人口を増やしていけるかを考えることができます。授業で学んだ知識も今後役立つと確信しています。
?巻の街の良さは、
どんなところにあると思いますか?
大学に入るまで石巻にあまり来たことがなかったのですが、いまはとても魅力的な街だと感じています。都会の街並みや建物もある一方で、ここまで自然が溢れているところは他にはあまりないと思います。そうした都市と自然が共存している点が石巻の一番の魅力だと感じています。
? Ishinomaki Senshu University