研究室?教員紹介

 
材料強度学研究室
足立 岳志 教授[工学博士]

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機械は多くの部品から構成されています。部品が壊れると機械は動作しなくなるばかりでなく、場合によっては大きな事故を引き起こします。部品は材料からできていますが、材料は力の負荷のされ方(単調増加、一定、繰返し)、環境(高温、大気中、腐食環境(水中、海水中など))によって壊れ方が変化します。壊れないような材料を選択し、壊れないように設計するためには、どのような力が作用しているか、どのような環境にさらされているかを知り、その環境?状況で、実際にどのように壊れるかを予め理解しておくことが大変重要になります。材料の環境中での強さを調べて、安全に使用できる方法を研究しています。
研究テーマ
  • 高温高圧水中でのステンレス鋼の応力腐食割れ(寿命の予測)
  • 高温多軸応力下での疲労強度(寿命の評価)
  • セラミックス材料のき裂治癒(割れを直す方法とその評価)
キーワード材料、強度、破壊、寿命、安全
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エネルギーソリューション研究室
稲毛 真一 教授〔博士(工学)〕
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現在、人類は地球温暖化や人口増加など、数多くの困難に直面しています。特に地球温暖化は、カーボンニュートラルと称し、実質の二酸化炭素排出をゼロにすることを目指しており、2050年までにその実現を目指しています。しかし、これは世界的にも大きな挑戦であり、多くの知恵を結集する必要があります。研究室では、①カーボンニュートラル実現のための技術開発とシナリオの策定、地方での再生可能エネルギー活用の提案、②また、①の実現手段として人工知能の活用を大きな柱としています。カーボンニュートラルと人工知能の融合、これが今後の未来を作る鍵です。
研究テーマ
  • カーボンニュートラル実現に向けたエネルギーの高度利用法
  • 人工知能によるソリューション開発、またエネルギーに最適化な人工知能の開発
キーワードエネルギー、ソリューション、カーボンニュートラル、人工知能
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自動車工学研究室
梅山 光広 教授[博士(工学)]

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エンジンとモータを組み合わせたハイブリッド車、水素を使った燃料電池車や再生可能エネルギーを使った電動車へと、自動車は環境にやさしいモビリティへの進化を続けています。自動車の基本となる構造と機能を知り、未来の街つくりを考え、自動運転技術や乗り心地を理解するAIを取り入れて、安心で安全に乗れる次世代モビリティへと進化させることにチャレンジしています。なんでも自分たちでやってみることで楽しみながら学んでいます。
研究テーマ
  • SDGs未来都市研究 -安心安全で住みやすく災害に強い先進都市研究-
  • 生活密着型の自動運転小型電動モビリティ研究
  • 小型風力?太陽光ハイブリッド発電機による再生可能エネルギー活用研究
キーワード SDGs未来都市、電動モビリティ、自動運転、再生可能エネルギー、電動自動車用ユニット
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極限流動研究室
尾池 守 教授[工学博士]
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日本のH-ⅡAロケット?1段目LE-7Aエンジンでは、タンクに搭載された極低温の液体水素や液体酸素を、ターボポンプで吸込み加圧して燃焼室に送り込んでいます。極低温流体中で高速回転するターボポンプの回転軸はテフロンで潤滑された転がり軸受で支持しています。現在JAXAと共同で、再使用型ロケットエンジンへの適用を目指し、ターボポンプの回転軸を極低温流体の発生する力で支持するハイブリッドジャーナル軸受の研究をしています。
研究テーマ
  • ロケット用極低温ハイブリッドジャーナル軸受に関する研究
  • 再生可能エネルギーに関する研究
キーワード 極低温流体、ロケットエンジン、トライボロジー(軸受?軸シール)、GX(再生可能エネルギー)
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メカニズム研究室
亀谷 裕敬 教授[博士(工学)]

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多くの機械は力を伝えながら動くことで、人の役に立つ仕事をします。無駄なく効率良く動いてこそ良い機械であり、それをめざした機械(メカニズム)を研究テーマとしています。研究室では、設計?製作の実習教材として、約1/10サイズの乗用鉄道模型を製作しています。小さいけれど本物と同じ構造と機構で動きますので、楽しみながら機械の勉強ができる迫力満点の教材です。写真手前はかつて仙石線で活躍した73系電車。軽自動車用バッテリーで動きますが速度制御は回生ブレーキも備えた最新式です。写真奥は蒸気機関車と同じメカニズムを持つ圧縮空気機関車です。ワルシャート弁機構により前進後退や微妙な速度制御をオールメカで実現しています。
研究テーマ
  • 圧縮空気の効率的利用法
  • 各種機構原理の効果的な教育方法の開発
  • 乗用鉄道模型を使った機械工学教育の実践
キーワード 圧縮空気、省エネ、動力伝達、間欠運動、変速機構
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パワートレイン研究室
川島 純一 教授[工学博士]
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自動車用動力源の研究がテーマです。夏に開催されるエコラン競技大会用電気自動車を設計、製作、解析し、そしてレースに参戦します。研究室の4年生全員プラス2、3年生の有志で1台の車両を作り上げるチームワークが育まれ、機械技術者として重要な企画?設計からモノづくりのプロセスを身につけることができるのが魅力です。レースに参戦して、結果にかかわらず達成感を味わえるのも大きな喜びです。卒業研究課題をとおして、応用力や実践力を備えた自動車エンジニアを育成します。
研究テーマ
  • 自動車用動力源の研究
キーワード 自動車工学、省エネ、省燃費、CO2排出量の削減
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知的材料創成学研究室
三木 寛之 教授[博士(理学)]

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「材料と機械のQOL (Quality Of Life)の向上」を目指して、新しい材料の開発とその応用技術の開発に取り組んでいます。機械部品の一つ一つを信頼性と耐久性に優れたものにすることで、壊れにくく長持ちで省エネルギーな機械やこれまでにない高性能な機械システムの実現を目指しています。また、卒業研究では「手作り自動車省燃費競技大会(大学?高専の部)」に挑戦して、講義?実習とは異なる実践的な技術を学ぶ取り組みも行っています。

研究テーマ
  • 圧縮力とせん断力による粉末の動的結晶化技術開発
  • センシングとアクチュエータのための電磁機能性材料技術
  • ナノクラスタ金属を分散した機能性薄膜材料技術
キーワード 粉末成形、塑性加工、機能性材料、省燃費自動車、センサ?アクチュエータ
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ロボット工学研究室
水野 純 教授[博士(工学)]
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ロボットシステムの機械設計、必要な各種センサ、モータ、電子回路、そしてそれらを制御するためのプログラミング、ハード?ソフトウエアの両面から総合的な技術を学びながらロボットシステムの研究を行っています。また、そのシステムに必要な超小型センサやアクチュエータ等の最先端技術によるMEMS(マイクロマシン)の研究も行っています。更に、学生が研究成果を学会、展示会、国内外技術コンテスト等で発表し、他の研究者?技術者と意見交換することにより、新たな知見を得ながらコミュニケーション能力の向上も図っています。ロボット化していく社会ニーズに応えるため、ロボットエンジニアの人材育成に努めている研究室です。
研究テーマ
  • ロボットシステムに関する研究
  • MEMS(微小電気機械システム)に関する研究
キーワード ロボット、制御、センサ、モータ、MEMS
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3?設計?解析研究室
髙橋 智 准教授[博士(工学)]

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人間がストレスを感じるように、材料にもストレス(応力)が存在します。材料に生じるストレスは、構造物や機械が壊れる原因となるため、その評価と対策が必要です。そこで、コンピュータシミュレーションを活用して材料の力学的挙動の解析方法や、ストレスに強い構造設計などを研究しています。また、地域の低利用資源(かき殻やヨシ繊維など)を用いた環境に優しい材料「グリーンコンポジット」の開発や、3Dプリンタをはじめとするデジタル工作機械を使ったものづくりの研究も行っています。
研究テーマ
  • 応力解析と最適材料設計に関する研究
  • 環境に優しい生分解性複合材料に関する研究
  • 3Dプリンタの利活用および造形物の強度向上
キーワード 強度評価、コンピュータシミュレーション、低利用資源の活用、3Dプリンタ
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成形加工プロセス評価研究室
武田 翔 准教授[博士(工学)]
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持続可能社会の実現には、主として大量消費からくる環境汚染や資源枯渇などの問題があります。材料科学の分野では、新しい材料や材料成形手法を開発することでこの問題の解決に取り組んでいます。私の研究室では、外力を利用することで比較的低温で行うことのできる粉末成形法に着目し、これまでに成形することが叶わなかった全く新しい材料の開発にチャレンジしています。また、この材料の成形について動的?静的の両方の視点からの評価を試みています。
研究テーマ
  • 摩擦実験による粉末接合ダイナミクスの解明
  • 非破壊試験による材料接合評価
キーワード 粉体成形、粉末接合、摩擦実験、電磁非破壊検査
関連リンク研究者情報システム