センター長からのメッセージ

国際交流センター長メッセージ

留学のすすめ

大学はチャレンジの場

国際交流センター長
経営学部准教授 奥 村 経 世
私は、「チャレンジ」という言葉が好きです。また、出会った学生の皆さんには、チャレンジの楽しさや大切さを伝えることを心がけています。Challengeという言葉を辞書で調べると、「勝つために、または自分をより優れたものにするために努力すること」という意味があります。つまり、自分を成長させるために何かに取り組むことです。報酬を得るためとか、誰かに褒められるためという目的ではなく、将来の自分の活躍や幸せのために、いま何か新しいことに取り組んでみることです。そして、専修大学には、チャレンジの機会がたくさんあります。自分の選んだ専門分野の授業を受けることはもちろんですが、資格を取得したい人や、自分のスキルを伸ばしたい人のための課外講座も充実しています。そして、もっともワクワクするチャレンジが、国際交流センターが提供している様々な留学プログラムです。
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留学で得られるもの(1):語学力の向上

日本にいても、英会話学校に通えば、英会話のスキルは伸びます。ただし、会話だけが外国語スキルではありません。話す力、聞く力、書く力、読む力がすべてそろって、初めて実社会で役立てることができます。専修大学の世界中様々な協定校との長期交換留学プログラムでは、語学研修を受けるばかりでなく、その大学の授業を受けることができます。そこでは、全部外国語でたくさんの本を読み、先生の専門的な講義を聴き、レポートを書き、学生同士でディスカッションもします。日本の大学にいるよりもたくさんの勉強が必要になりますが、将来の仕事や生活に役立つ本当の語学力が、きっと身に付きます。「自分は英語が苦手だから」という理由で海外での仕事を諦める日本人はたくさんいます。一つの外国語をマスターするだけで、将来の皆さんの活躍の場は、大きく増えます。

留学で得られるもの(2):人間としての大きな成長

留学して海外で暮らすことは、楽しいことでもあり、苦労の連続でもあります。その国の文化や習慣、その国の人々の考え方が、日本とは大きく違うからです。日本で当たり前だと思っていることが、外国では当たり前ではないかもしれません。しかし、その国の生活に適応し、たくさんの友人を作る努力をしていけば、日本の大学で4年間学ぶよりも、もっと多くの学びが得られます。「苦労は避けたい」というネガティブな気持ちではなく、「苦労するのは初めての経験だから=新しいことはワクワクする=だから苦労を楽しもう」というポジティブな姿勢があれば、苦労を楽しく乗り越え、たくさんの学びを得ることができます。

留学で得られるもの(3):広い視野?柔軟的な思考

外国で生活し学んでいると、「日本を外から見る」ことができます。そうすると、「世界の中で」という広い視野で、日本はどんな立場にあるのかを考えることができるようになります。日本の良いところも悪いところも、見えてくるかもしれません。また、「日本と違うモノゴト」にたくさん出会うと、それまでは常識だと思っていたことが、実はそうではないかもしれないという疑問を持つようになります。自分の思い込みを捨て、素直な気持ちで目の前のことを見る姿勢を持てば、そこに隠された新しい発見に出会えます。

「いつか留学」ではなく「必ず留学」
「いつか何々をしよう」と思っていたら、いつまでもできないかもしれません。とにかく、目標を持ち、実際のアクションを起こすことが必要です。たとえば、「大学2年生になったら必ず留学する」という決意を持てば、大学に入った時からそのための勉強も準備も楽しく一生懸命にすることができるでしょう。そして、留学というチャレンジを乗り切れば、後悔の無い充実した大学4年間になるはずです。留学すれば、皆さんは大学4年間でできるよりもはるかに多くの経験をし、成長ができると信じています。それこそが、海外生活を経験したことがある私自身が、皆さんに一番伝えたいメッセージです。

大学でチャレンジをしましょう。そして、国際交流センターが提供できる大きくて楽しいチャレンジの機会は、「留学」です。