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気候環境学ゼミナール [担当:赤坂 郁美]

ゼミナール名称気候環境学ゼミナール
研究テーマ世界や地域の気候環境を対象とし、気象観測や統計解析により各地の気候環境の空間的特徴?時間的特徴を明らかにすることを目的としています。調査?解析の結果から、気候環境が自然環境、社会、生活に与える影響も考察します。また現在の気候環境だけでなく、過去の気候環境や、異常気象、気候変動?気候変化に関する研究も行っています。
ゼミナール所属文学部環境地理学科
学習内容ゼミでは、日々”肌で感じる気候”とその変化を客観的に調査し、場所ごとの気候の特徴や影響を明らかにするために、進級論文や卒業論文に取り組みます。

3年生は、まず気候環境に関する調査テーマと調査地を決めるために、興味のある分野に関する文献を読み、研究の背景や問題点、調査手法について学びます。ゼミでは文献紹介の発表を行い、その内容について議論します。ゼミでの議論を通じて、文献を読むだけではよく分からなかったことが、理解できるようになります。

また、ゼミの時間外に、有志を対象として気象観測、統計解析、図化の手法に関する実習を行っています。これらのゼミ活動に主体的に参加することで、3年生のうちから気象観測方法、統計解析手法、調査結果の図化方法等の基礎を身につけることができます。

ゼミでの発表?議論や教員との相談を経て、進級論文の調査テーマ?調査地を決定した後は、調査や解析を行います。調査手法として気象観測を選択するゼミ生も多いですが、気象観測を成功させるためには事前にしっかりと観測計画を立てること、その計画を的確に観測協力者に伝える力が必要となります。そのために、予備調査やゼミの仲間と打ち合わせをすることも大切です。調査を行い、結果をまとめたら、ゼミで発表します。ゼミで調査結果に関する議論を行い、考察を重ねて進級論文を執筆します。

4年生になると、3年生のうちに身につけた調査?解析手法等を応用し、更なる調査と調査結果の考察を行います。ゼミで調査結果を発表し、議論を繰り返すことで、考察を深め、卒論を執筆します。

これらのゼミでの活動を通じて、「問題点を整理?発見する力」、「論理的に考えられる力」、「自分の考えを伝える力」等の社会で必要となる力を養うことも目指しています。また、せっかく気候環境に興味をもつ仲間同士でゼミ活動をするのですから、自分の研究内容だけでなく、他のゼミ生の研究内容についても理解を深め、お互いの調査に協力し合うことで、切磋琢磨してほしいと思っています。
ゼミ生の人数3年生7人、4年生5人
開講日時など水曜4限