格差と不平等に関する社会学的研究 [担当:金井 雅之]
ゼミナール名称 | 格差と不平等に関する社会学的研究 |
研究テーマ | 現代社会における格差や不平等に関するリサーチ?クエスチョンについて、理論や先行研究に基づいて設定した仮説を、量的社会調査データの計量分析(=二次分析)によって検証する、卒業論文を執筆します。
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ゼミナール所属 | 人間科学部社会学科 |
学習内容 | ゼミでの相互の学び合いや、習作論文?卒業論文を執筆する経験を通じて、社会学を学ぶ目的である (1) 分析的思考力、(2) 相手を説得するコミュニケーション力、(3) 物事を多面的に理解する批判的思考力、(4) グローバルな視野、を実践的に身につけます。3年生ゼミでは、格差や不平等に関する理論?先行研究や、計量分析を初めとする研究法を、論文の輪読や実習を通じて身につけます。 3年次の終わりまでに「習作論文」を執筆します。 4年生ゼミでは、卒業論文の執筆に向けて報告と議論を重ねていきます。当ゼミにおける卒業論文の執筆と具体的な流れは、教員ウェブページの「卒業論文執筆の手引き」を参照してください。 |
ゼミ生の人数 | 【2021年度】3年生:男性5人、女性4人 4年生:男性4人、女性1人
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開講日時など | 【2021年度】月曜1?2限 |
卒業論文?卒業研究 | 過去の卒業論文の題目は、たとえば以下のようなものでした。 「学校外教育は大学進学に効果を与えるのか――教育段階?種類別に注目して」 「親の社会ネットワークが学校外教育費に及ぼす影響――多様な組織参加は教育の機会をもたらすか」 「子どもの貧困による教育達成への影響――文化資本及び教育アスピレーションの媒介効果に着目して」 「結婚による学歴結合の階層帰属意識への効果――日本?韓国?台湾の3ヶ国比較」 「友人ネットワークの諸特性が友人関係満足度に与える効果」 「女性のキャリア?タイプの分化と規定要因――ライフコースの視点から」 「相対的リスク回避モデルの三世代間学歴移動への拡張――学歴の相対的価値の時代変化をふまえて」 「新規学卒一括採用制度の変容――2005年SSM調査による世代間比較」 「公的な同性愛容認のための結婚制――世界価値観調査による二国間比較」 「若年層未婚者における独身理由の形成要因――「目標」化する結婚」 「テキストマイニングによるスマートフォンのマーケティング分析――売り手の販売戦略と買い手の意識のずれ」 「地域社会の連帯が犯罪不安に及ぼす影響について」 |
ゼミナール合宿 | 学生からの要望がない限り、おこないません。
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OB?OGの進路 | 警視庁、生活協同組合ユーコープ、LEC、エヌエスエレクトロニクス(株)、大田区役所、東京国税局、(株)エヌアイデイ、(株)システムリサーチ、(株)栄光、(株)T-cross、(株)信徳、ヤマトシステム開発(株)、(株)ジャパンビバレッジホールディングス、(株)スタジオアリス、(株)東武ホテルマネジメント、(株)中松商会、(株)ぐるなび、(株)ミニミニ神奈川、AS KNOW AS(アズノゥアズ)、(株)日本情報開発、共同ネットワーク(株)、(株)テクノスコープ、など
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教員紹介 | 数理?計量的手法を用いて、格差?不平等に関連するテーマを幅広く研究してきました。最近ではウェルビーイング(幸福)の規定要因について、アジア各国の研究者からなる国際共同研究の一環として、量的?質的国際比較調査を通じて研究しています。
金井 雅之[研究者情報データベースへ] |
HP | 専修大学 人間科学部 教授(数理社会学)金井雅之 |
[2021年10月更新]