演劇?映画ゼミナール[担当:松田 智穂子]
ゼミナール名称 | 演劇?映画ゼミナール |
研究テーマ | 演劇?映画から文化?社会?歴史を知る |
ゼミナール所属 | 国際コミュニケーション学部異文化コミュニケーション学科 |
学習内容 | 英語圏や日本の演劇?映画を、上演?製作された当時の社会の様相や文化史に基づく社会的価値に注目して研究しています。ゼミでは、活字テキストの精読に加えて、人種?階級?ジェンダーをキーワードにそれぞれの作品を成り立たせる社会や文化の状況や背後にある歴史などを調べていきます。例えば、2010年代以降、『ゴジラ』のリブート作品『シン?ゴジラ』製作や宝塚での『ベルばら』再演など、昔の作品のリバイバルが根強く流行しています。これには、例えばCGなどの映像技術や舞台技術の著しい発展によって目新しいものが増えた結果、逆に消費者たちの間に、既視感のある作風や昔懐かしさを感じるものに安心感を覚える傾向があったためだという研究があります。このように、演劇や映像の作品は、真空状態からは生まれません。文化?社会?経済?政治を含むあらゆる周囲の状況を反映しながら成立するのです。
あなたが作品を面白い、または面白くないと思うのならば、なぜそう感じるのでしょうか。時代や場所によって変化する演劇や映画を、様々な角度から研究してみませんか。 |
ゼミ生の人数 | 3年生8人 |
開講日時など | 毎週木曜日1限 |
卒業論文?卒業研究 | 過去のゼミ生たちの卒業研究のテーマも、16世紀イギリスのシェイクスピアの戯曲『リチャード三世』から2018年にトニー賞を総なめにしたブロードウェイ?ミュージカル『ハミルトン』まで多岐にわたっています。 |
サブゼミナール | 現在は行っていませんが、今後のゼミ人数やメンバーによっては積極的に実施したいと思っています。 |
ゼミナール合宿 | ゼミはテキストベースですが、座学を超えてゼミ遠足やゼミ旅行での観劇、映画鑑賞、美術館?大使館?企業の見学などの実体験を伴う活動も行い、作品鑑賞や分析に必要な知識や感性を養います。近年では、美術館、映画鑑賞、 JASRAC日本著作権協会の企業見学、東京ジャーミィ(日本最大のイスラム教モスク)見学、大使館見学などの遠足や、関東での演劇公演鑑賞などの准遠足(チケットを教員が取り、各自で鑑賞)を多数実施しました。予定していたゼミ旅行は諸事情により直前キャンセルとなりましたが、今後も企画?実施していく予定です。 |
OB?OGの進路 |
一般就職(旅行会社、人材系) |
OB?OG会 |
毎年3月または4月に実施します。 |
教員紹介 | 聖心女子大学を卒業後、早稲田大学文学研究科とロンドン大学ゴールドスミスコレッジで修士号を取得、一橋大学言語社会研究科で博士号を取得。学生時代にはシェイクスピアのお芝居から出発して、英語圏カリブの演劇、アメリカの黒人演劇、日本の特撮映画といろいろな作品への関心を深めてきました。論文を書くときには、一次資料の他にも、詩人や映画監督へのインタビューを敢行して得た二次資料も用いています。 松田 智穂子[専修大学研究者情報システム] |
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ゼミ旅行?遠足ではゼミのテーマとは
一見関係なさそうなところにも行きます
[2024年2月掲載]