教授?高島 裕之

高島写真
遺跡出土の「陶磁器」は土の中でも腐らず残るため、人々のくらしや文化の背景を探る材料となります。その生産から流通、消費までの交易のシステムを明らかにし、東西文化交流の実像に迫ります。
高島 裕之
教授

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教員データ

氏名?職位 高島 裕之(TAKASHIMA HIROYUKI) 准教授
文学部開講科目「交易の文化?文化の交易」論1
「交易の文化?文化の交易」論2
博物館資料調査法
ゼミナール1?2?3?4?5?6
卒業論文
大学院開講科目
略歴専修大学大学院文学研究科歴史学専攻博士後期課程修了 博士(歴史学) [専修大学]
専門分野考古学(陶瓷史(陶磁史) 貿易陶瓷器(貿易陶磁器) 中国瓷器 肥前磁器(有田磁器))
研究キーワード陶瓷史からみた交易のシステム
所属学会江戸遺跡研究会  近世陶磁研究会 近代国際陶磁研究会 東洋陶磁学会 日本考古学協会

主要業績

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単行本(単著)
『有田古窯跡出土陶磁器の研究-17世紀における有田?南川原山の陶磁器生産の解明-』--雄松堂出版-- 2009年05月
単行本(共著?編著?論文集?事典など)
論文(雑誌?紀要?研究成果報告書など)
?「元様式青花瓷はいつまで生産されたか」--佐々木達夫編?高志書院『中国陶磁 元青花の研究』-- 2015年12月
「日本染付磁器誕生―有田における磁器生産専業の道程―」--佐々木達夫園?高志書院『中国陶磁 元青花の研究』-- 2015年12月
「日本における高品質磁器製品の生産と受容の背景」--雄山閣『中近世陶磁器の考古学』1-- 2015年11月
「久米島宇江城?具志川城跡出土貿易陶瓷の諸問題」--日本貿易陶磁研究会『貿易陶磁研究』35-- 2015年09月
「日本磁器産業の成立と有田天狗谷古窯の具体像」--駒澤大学考古学研究室『駒澤考古』40-- 2015年06月
その他(学会発表?講演?座談会?インタビュー?書評?エッセイなど)
?「オランダ?フローニンゲン博物館所蔵肥前磁器の考古学的研究」--日本考古学協会第83回総会2017年05月
「17世紀日本江戸遺跡出土貿易陶瓷器的諸問題」--文化交流與信仰傳播国際学術研討会2015年11月
「久米島宇江城城跡?具志川城跡出土の貿易陶瓷」--第35回日本貿易陶磁研究集会(沖縄大会)2014年09月
「大学生がみた有田?今右衛門窯」--江戸遺跡研究会第145回特別例会2014年07月
「時代を越えた貿易陶磁器」--日本貿易陶磁研究会第34回研究集会2013年09月

ゼミ紹介

 様々な資料を「みる」ということが,どのようなことであるのか,その限界を知り,歴史的背景や文化について,深く考えてみたい人におすすめです。
 担当の髙島自身は,「有田焼の考古学」を1つのテーマとして,交易の中での生産,流通,消費の遺跡や遺物(特にアジアのやきもの)から,文化交流,技術交流の実像を明らかにしていく研究をしています。また文学部の科目の他に全学開講の資格課程(学芸員課程)で,「博物館実習」を担当しています。
 写真は,オランダのアムステルダムにあるオランダ東インド会社の建物です。有田焼は、17世紀の後半にはオランダ東インド会社の手によって,ヨーロッパに運ばれます。陶磁器は,時に世界を舞台にした時代を映す鏡となります。

メッセージ