教授?南 修平

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働く人びとの視点を中心にアメリカの歴史を考察し、日常の中で人種や愛国意識がどのように創られるのかを研究しています。(写真はニューヨーク市マンハッタンのストリート名を示すプレート)
南 修平
教授 (アメリカ史)

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教員データ

氏名?職位  南 修平(MINAMI SHUHEI) 教授
文学部開講科目 アメリカの人種と政治1?2
欧米史概説1?2
歴史資料研究法1?2
ゼミナール1?2?3
卒業論文
大学院開講科目
略歴 一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了 博士(社会学)
専門分野 アメリカ史
研究キーワード 労働と生活世界  ニューヨーク  愛国主義  アメリカニズム
所属学会 日本アメリカ史学会 アメリカ学会 歴史学研究会 日本西洋史学会 Organization of American Historians

ゼミ紹介

<到達目標>
(1)国内外の先行研究、特に英語の1次史料や専門書に対する読解力を身につける
(2)各種史資料を収集し、それらを批判的に分析するスキルを獲得する
(3)先行研究について批判的に考察し、発表?議論する力を身につける

<講義概要>
どのようなテーマで卒論研究に取り組むかに関わらず、アメリカ史の基礎を共通の基盤としておくことは研究上とても大切なので、最初は基礎的な文献を中心に扱います。これと並行してゼミ生各自はアメリカ史に関する必読文献を読み進めます。研究関心の焦点が絞られてくるにつれて、より専門的な論文を読み込み、卒論執筆に向けた力を蓄えます。また、史資料へのアクセスや収集などのリサーチ?スキルについてもゼミの中で学びます。

メッセージ

広大な北米大陸では、先住民、アフリカから連れて来られた黒人奴隷、世界各地から来た移民など、様々な人々が存在します。異なる背景を持つ人々の間には、容赦ない差別や暴力もあれば、それを乗り越えて新しい関係を紡ぎ出すものもあり、その営みは人々が日常を生き抜く歴史でもあります。そして人々は、家族を養い、生きていくために、日々働くことに大きな力と時間を割いてきました。働く人々の世界を眺めると、日々を生きる人間の歴史全体が見えてきます。私が主に研究する20世紀のニューヨークは人間が織り成す複雑な歴史を研究する上で、豊富な材料を提供します。その学びを通じて、みなさんが21世紀の多文化社会で新しい価値を創り出していくことを願って止みません。